どーも、アシモンです(^.^)
私は日本棋院の段位認定大会で初段をもらっています。
ただ、ちょうど3級くらいのときに壁にぶち当たり、なかなか強くなれず困っていた時期がありました。
そんなとき、初めて対局をした叔父からたった一言、あることを言われたことでみるみる棋力が向上し、初段をとることができたのです!
今回は、私の棋力が劇的に向上した一言と、3級になるための方法で紹介した格言との関連を紹介します。
3級になるための方法はこちら
目次
初段になれた一言
6段の祖父に6子局で勝てるようになった頃、初めて碁会所に行き、同じく6段の叔父と9子局で初めての対局。
…結果はまさかのボロ負けw
正直信じられませんでしたが、逆に囲碁の面白さを改めて痛感した出来事でした。
対局が終わったあと、叔父は細かい内容の指摘ではなくたった一言、私にアドバイスをくれました。
「弱い石から打ちなさい」
たったこれだけ、しかし、私の頭のなかには雷に打たれたような衝撃がありました。
意味で何気なく打っていた格言の一手一手が繋がったような感覚があったのです!
格言との関連
二目の頭は見ずハネよ
まずはこちらの盤面をご覧ください。
次は黒番です。
2目の頭をハネられると、ハネられた側の石が非常に弱い石となります。
ですので、この手は好手となりやすいのです。
敵の急所は我が急所
逆に、白からハネると白石が強くなって黒石が弱くなります。
このように、急所に先行することで強い、弱いの立場が逆転するため、お互いの急所の地点には先行したいのです。
二間ビラキは一家をなす
次は白番の図です。
この図では...
このように2間ビラキを打つことで、孤立していた1子が安定するため、好手となりやすいのです。
一間トビに悪手なし
では、こちらの図のようにすでに黒石があって2間ビラキができない場合はどうか。
この場合は...
図のように、1間トビを打つことで弱い白石を補強しています。ですので、一間トビは好手になることが多いのです。
二目にして捨てよ
続いての図は黒番で、何もしないととられそうな黒石がある場合
このような場合は...
図のように、一回だけ逃げることでとられそうな黒石が強化されています。
最終的にはとられてしまうのですが、弱かった黒石を強化することで九の6に打ってアタリを利かす手が生じているのです。
アキ三角は愚形の見本
続いては白番の図。
この図で
アキ三角を打ってしまうと、白石は一手かけた割にあまり強化されていないのです。
もともと4手でとられてしまう石に一手かけたのに、とられるまでの手数が5手にしかなっていないですし、何より六の8の黒石が弱くなっていないことがわかりますでしょうか?
ですので、
このようにハネだすことで、六の8の黒石にプレッシャーをかけて、相対的に白石を強化しているのです。
左右同形中央に手あり
続きまして、黒番の図。
このように、左右対称の形の場合...
図のように、中央に打つと、効率的に石が強化されることが多いのです。
まとめ
いかがでしたか?
弱い石から動くこと、これが囲碁を打つうえで非常に重要なことなのです。
格言の意味もなんとなくですが、少しずつわかってもらえたのではないでしょうか。
弱い石から打つ、これを心がけて、どんどん強くなっていきましょう!!