どーも、アシモンです。
私動物大好きで、動物園とか行くとテンション上がるのですが、時々ふと思うことがあるのです。
檻がなくても、動物たちと触れ合うことができるのかと。
檻があるから安心して動物園を楽しんでいますが、もし急に折がなくなったら、そこにはただの恐怖しか残らないんじゃないかと。
しかし、そんな私とは違い、獣を何とか自然のあるままで、自由に育てたいと望み、獣に尽くした一人の少女がいました。
今回はそんな少女が主人公の「獣の奏者」を紹介します。
概要
幼き頃に母を亡くした獣の医術師を目指す主人公・エリンは、「王獣」と呼ばれる獣をなるべく自由に、自然に近い形で育てようと奮闘する。そのことをきっかけに、国同士の争いや一族の歴史など、様々な困難に巻き込まれていく。
面白ポイント
ファンタジーだけど現実にかなり近い世界観
私の一番のオススメポイントはここ!
このファンタジーなのですが、「王獣」と「闘蛇」という2種類の獣が出てくること以外、魔法などの特別なことはありません。
私たちが生きている世界に近いからこそ、この2種類の獣を中心に描かれる人間の姿に引き込まれていくのではないかと、私は思いました。
忠実に描かれた「人」と「獣」の関係性
「おとなし笛」という、王獣を御するためのアイテムを中心に、人と獣の関係性を見事に描いています。
人と獣は分かり合うことができるのか、そういった観点で物語を読み進めても非常に面白いと感じました。
存分に繰り広げられる「上橋菜穂子さん」ワールド
上橋菜穂子さんといえば、出てくる国や食べ物に独特の世界観がありますよね。
獣の奏者でも、上橋菜穂子さんワールドがバリバリ展開されています。
主人公めちゃくちゃいい人!
エリンめっちゃいい人!
一生懸命で健気で純粋で、本当に動物思い...いや獣思い。
この本読んだだけで魂浄化されますわw
まとめ
いかがでしたか?
人と獣の壁を越えようと運命にあらがう少女、エリンの物語を、ぜひ一度読んでみてほしいです!